Member’s voice 08

芦屋支社
シニアコンサルタント

坂元 大将

Q 仕事を通じて、厳しさを感じた経験とそこから学んだことを教えてください！

入社して間もないころ、友人から契約直前に打ち合わせを断られたことです。
資産形成において、時間はとても大切です。時間を分散してリスクを抑えた長期間の運用をすることで、将来に不安なく目の前ことに熱中してほしいという想いで何度か打ち合わせをさせていただきました。しかし、申込手続きの前日にやっぱり申し込みはしないと連絡がありました。その理由を聞きたかったのですが、明確な回答はしてもらえませんでした。私はこの時、友人の人生が良くなるためのきっかけを私の手で奪ってしまったことと、最後に本音を言ってもらえなかったことがとても辛かったです。
しかし、この出来事は私に多くの学びを与えてくれました。それは、ベクトルを相手に向けることの大切さとコンサルティングは価値観の共有であるということです。私は友人に対して、私がプランニングすれば資産管理状況は必ず良くなり、今の生活は更に良くなるんだと思っていました。しかし、これは私の勝手な価値観であり、周りの人が必ず同じ価値観を持っているわけではありません。また、当時の自分は今よりもさらに未熟で、人に価値観を共有して喜んでもらえるほどの思考や知識そして、知性を兼ね備えておりませんでした。相手が何を考えていて、これからどんな生き方をしていきたいのか？どんな価値観を持って生きているのか？を深く深く聞いていくことで、私にできることがあれば全力でサポートさせていただく。これこそがコンサルタントとしての存在理由なのだと気付かされました。当時は、お客様ではなく自分にベクトルを向けて仕事をしてました。しかし、この経験を通して常にお客様にベクトルを向け続け、また自分自身の価値観や思考を磨いていくことがとても大切なことだと学びました。